PHOTO アンケート


 コンサートを終えて・・


 晴美先生、黒田さん、本郷さん、カルテット・アンフィニ・ハルミング・有志合唱団の皆様、この度はまだ寒い盛岡へお越しくださいまして、本当にありがとうございました。
 コンサートにいらしてくださったお客様から、“とても幸せなひと時でした”“本当に感動しました!涙が出ました・・”などのお声を沢山聞かせて頂き、コンサートが終わって10日ほどたった今でも、あの感動を思い出すと、胸に熱いものが込み上げてきます。
 コンサートを開催して本当に良かったです・・。

 今まで、大好きな晴美先生の曲を歌わせて頂いてきた私にとって、全曲“高橋晴美の世界”でコンサートを開くということは、夢でした。

 それが、思い起こせば昨年の二月、京都で行われた晴美先生のコンサートの打ち上げの席で、裕先生と主人に“今度は真理ちゃんの番だね”と背中を押して頂いたことがきっかけとなってこのコンサートは動き出しました。
 昨年3月には、親しい友人でもある遠藤いつ子さんが地元の三島でコンサートを開催し大成功したこともあり、“私も岩手の皆様にも晴美先生の音楽をぜひ聴いて頂きたい!”という想いを日々温め、夢を膨らませて、今回のコンサートが動き出しました。

 初めは300人のホールを取ったのですが、音響上の問題があり、ホールを変更しなくてはならなくなりました。
 晴美先生にご相談したところ、「せっかくならもっと大きいホールでやってみたら?」とおっしゃっていただき、無謀にも1000人キャパのホールを取ってしまいました(!)。
 もともと地元の人間ではない私たち夫婦なので、果たしてお客さまがどこまでいらしていただけるのか予想もつかず大変心配ではありましたが、とにかくホールが満席になっているのを日々イメージして、一人でも多くの方たちに晴美先生の愛の世界を聴いて頂けますように・・と祈るような気持で、準備を進めてまいりました。
 そうしましたら本当に皆様のお蔭で奇跡が起き、当日は800人近くのお客様にいらしていただくことができたのです!

 コンサートでは、高橋晴美カルテットや合奏団アンフィニの皆さんの素晴らしい演奏にうっとりしつつ、ハルミングの温かいハーモニーの中で歌わせて頂きました。
 そして、黒田さんのマジックのような素晴らしい音響と、舞台監督の本郷さんのご配慮のお蔭で、本当に気持ちよく楽しんで歌わせて頂くことができ、夢のようなひと時でした。

 そして一緒に練習してきました有志合唱団130人の皆さんと共に、コンサートのフィナーレで歌った「ひとつ」と「カンターレ」では、ステージと客席がとけあって温かい感動が通い合うのを感じ、晴美先生の音楽で結ばれた家族のような感じがして、言いようのない幸福感と感謝と感動で胸がいっぱいになり、涙をこらえるのが大変でした・・

 今までの私の人生の中で一番幸せな瞬間だったかもしれません。

 悲しみや苦しみを愛によって乗り越えていらした晴美先生の人生から生まれた作品には、人と人をつなげてくれる愛がいっぱい溢れていました・・。
 改めて晴美先生の音楽の素晴らしさを感じずにはいられませんでした。


 コンサート開催にあたっては大変お忙しい中を、晴美先生裕先生は二回合唱指導に盛岡にいらして下さいました。
 今まで両親のような懐の深さで育てて下さった、晴美先生と裕先生には、感謝でいっぱいです・・。
 また、スタッフの方たちや周りの方々にも本当に沢山助けて頂き、自分は一人では何もできないちっぽけな存在だということがよくわかり、周りの方々の温かさをこれほどありがたく思ったことはありませんでした。

 当日遠くからいらして下さったお客様、演奏してくださった皆様、お手伝いに駆けつけて下さった皆様、一緒に歌って下さった有志合唱団の皆様、このコンサートに関わって下さった方々全ての皆様、そして晴美先生と、裕先生、黒田さん、本郷さんに、この場をお借りして、心から感謝御礼申し上げます。

 これからも及ばずながら、晴美先生の愛に溢れた音楽を一人でも多くの方にお届けしていきたいと思います。
 そしていつの日かまた、盛岡でコンサートを開催させて頂きたいと新たな夢も描いております。

 この度は本当にありがとうございました。



                                                 杉浦 真理